Players First!

ドリームスSCではJFAファミリーの一員として子供にとって大切な環境を作っていくべく活動をしていきます。

子供エリアに入る前に & Players First! & めざせ!ベスト・サポーター

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■子供エリアに入る前に

ちょっと待って。念のために確認しましょう

・子供たちの自立を認め励ます事ができますか?
・子供たちにとってよい見本になれますか?
・自分のこどもばかりではなく、チーム全体、相手チームにも拍手が送れますか?
・サッカー仲間の一員として他のサッカー仲間を尊重できますか?
・今日の勝ち負けよりも子供たちの将来を楽しみにできますか?

・スマイルでいますか?
スマイルOK!
ではどうぞお入りください。一緒に楽しみましょう!

 

 

 

 

■子どもたちの自立を応援しましょう

保護者のみなさんの積極的に関わり、それが、子どもたちの大きな助けになります。みなさんの一生懸命な応援や献身的な協力のお気持ちは、大変ありがたく、子どもたちにも励ましになります。
練習の送り迎え、また、特に遠征や試合等では、年齢が低いほど、引率やお世話の必要が生じます。そういった協力なくしては、クラブの運営は成り立ちません。

mansaiサッカーの試合に行くと、よく見かける光景があります。試合場でのチームの場所取り、飲み物も着替えも、何から何まで親が準備。子どもはただ単に用意されたものを飲み、言われるままに着替えるだけです。いつも必ずそろっているから、「ありがとう」とさえ言わない子どももいます。お手伝いいただくのは、たいへんありがたいことです。でも多くは子どもたち自身で十分にできること。子どもなりに、必要なことは自分で必要だと思って、自分でやるということこそ大事。足りなかったり不便だったりしたら、自分で考えて、工夫したり相談したりで何とかする。そして次にはそうならないようにすることが大切です。

サッカーの連絡はお父さんお母さんの携帯電話にメールで送られます。必ずメールの内容はお子様と読み合わせをしてあげてください。メールにはたくさんの情報が入っています。こどもが、どういうことか、想像して考えるのも重要です。試合はどこで行われるのか?天気はどうなのか?グランドはどういうグランドなのか?スパイクは必要なのか?持ち物は何があったらいいか?水筒は大きめがいいのか?昼食はさっと食べれるものがよいか?移動時間はどれくらいなのか?対戦相手は強いのか?過去にやったことのある相手なのか?どんなプレイをしようか?サッカーはメールを読んだ時から始まっているのです。

ピッチに出たら、自分自身で判断して行動しなくてはなりません。サッカーは、自立が大切なスポーツです。
自立しているというのは、自分自身で判断して、責任をもって行動する、ということです。誰かにやれと言われたから、ではなく、自分自身がやりたい、やったほうがいいと思うからやる。失敗も自分の判断によるもの。誰かのせいにはできません。

私たちは、自立した選手を育成しようとしています。子どもたちの自立を日々促し、応援しましょう。

■試合で応援しましょう

スポーツにおいては、勝敗がいちばんわかりやすい価値です。IMGP2253
自分の子どものチームに勝ってほしい、応援にすっかり熱が入り、子どもたち以上に勝てば大喜び、負ければがっかり、試合はやっぱり勝つに越したことはありません。これは自然な姿です。
しかし、チーム競技であるにもかかわらず、自分の子どもの一挙手一投足に必死の声援を送り続け、勢いあまって味方の子どもにまで怒鳴ってしまったり、相手チームに野次や文句を言う大人の姿はまれではありません。自分のチームに勝たせてあげたいのは誰もが思うことですが、ここは子供たちのスポーツで、指導をする監督もコーチもいる場所です。
これは子どものスポーツの場にそぐわない見苦しい光景です。
あなたの声は声援にしましょう!

みなさん、大丈夫です。
悲鳴をあげないでも。
ピンチなのもチャンスなのも、上手くできなかったことも上手くできたこともわかっています。失敗しても、転んでしまっても、ボールを持っているだけで失敗しないかと心配しなくても。あなたの一言が子どものこころに響く場合があります。

スポーツではベストを尽くすことが大切。一生懸命やっている事が一番重要です。
子どもたちは落ち着いてプレーしようとしています。
ぶつかってしまっても、わざとじゃありません。

サッカーのルールは単純ですが、たくさんの要素が絡み合った、複雑なスポーツです。
勝敗には偶然も運もかかわります。
そんなサッカーだからこそ、プロセスや試合内容や一生懸命さ、必死さが大切になります。

勝ちはもちろん成功経験につながり、子どもが育つ力となります。
しかし、成功経験は試合での勝利だけからしか得られるものでなく、負けて学ぶこともたくさんあります。

まずチャレンジ。
失敗したら次には成功するように。
その積み重ねです。

パスを出さずに行けると信じたドリブル。前から勝負をして積極的なディフェンス。
どれも成功を信じてチャレンジをしたサッカー。失敗しても素晴らしいじゃないですか。次があります。

負けや失敗を恐れるあまり、チャレンジをしない。消極的なパス、ずるずる下がるディフェンス。
・・・・チャレンジの無い、失敗を恐れたプレイで失敗をしてしまうことほどつまらないものはありません。

これは子どもたちのサッカーには無用です。

勝ってうれしい、負けてくやしい。
子どもが勝敗をうまく自分の中で消化し処理できるように、勝ちも負けも、次に向かってポジティブに自分の糧にできるように、大人はその手助けをしてあげるべきです。

どうです?20150614-4
自分の子どもがボールを持ったときに、ミスが怖くて「早くだせー」などと悲鳴のような声は、子どもがせっかく日頃練習してきたことを試そうとしているのに、それはないですよね?

そしてもうひとつ。

仲間と助け合うこと。これこそが、サッカーの大きな特徴の一つです。
仲間のミス。カバーしようじゃないですか。
自分が打てるボールをスルーしてよりフリーな仲間がゴール!素晴らしいじゃないですか。
仲間と声掛けをしてチームやプレイをよくしようとする姿勢を子どもたちは持っています。(罵る姿、リスペクトの感じられない姿勢、発言は誰が見てもNGです。コーチ監督が注意します。)

それはチームメイトだけではありません。相手チームもそうですし、審判もそうです。みんながそろって試合が成り立つのです。

そうです。サッカーに「敵」はいません。サッカーを楽しむ「相手」「仲間」がいるんです。
なかなか手ごわい相手こそ、お互いを高めあうすばらしい「仲間」ではありませんか。

さあ、まず、子どもが何をしようとしているか、見守りましょう。
精一杯のチャレンジ、夢中になっているその姿を、暖かく見守りましょう。
子どもがうまくいってもいかなくても、励ましてください。あのプレイすっごく良かったよ。
ベンチと反対のサイドから一生懸命応援し、自分の子どもばかりでなく、チームメイト、そして、相手チームにも、みんなの良いプレーに拍手をしましょう。
子どもたちの将来にために声援をおねがいします。指示や苦言はダメです。あなたのネガティブな発言で子どもからサッカーを奪うことになったら、大変悲しい事ですよね。

■コーチを応援しましょう

コーチは子どもたちがサッカーを楽しめるように、皆がうまくなれるように、日々、考え、そしてゲームの日も、がんばっています。20150614

皆が良い経験をして、多くのことを学べるようにしようと日々考えています。子どもたちのことを考えていない指導者なんかいません。色々な準備をして試合に臨んでいます。

子どもたちが「試合に勝ちたい!」と思う気持ちは非常に大事です。しかしこれは、子どもたちの気持ちです。
勝つために全力でプレーすることを促すのも必要ですが、全ての子どもが実際にプレーする機会を与えるようにすることも重要です。

子どものときには、将来すばらしいサッカー選手になるための準備をすることが重要で、ポジションも役割も、何かひとつに決めてしまわないで、いろいろなポジションを経験させています。
そのことが、サッカー全体やさまざまな役割の理解につながります。気づかなかったいろいろな可能性が見えてくるかもしれません。役割を固定して目の前の試合に何がなんでも勝とうとするよりも、よほど大切な成果があるでしょう。

「勝つ」ことが、指導者のモチベーションになり、子どもを駒のように動かすようなことがあってはいけません。
ベンチで、子どもたちのやることを限定的に指定してしまうことを「サイドコーチング」と呼びます。
サイドコーチングを続けると子どもたちは自分で判断することをやめ、ベンチから聞こえてくる声だけを聞いてプレーするようになるでしょう。
また、応援席サイドから、大きな声を上げてライン!当たれ!戻れっ!と指示とも思える声を上げて、子どもが混乱していることがあります。これは禁止されているベンチ以外のコーチングです。
子どもはパペット人形ではありません。自分で考えて、周りの意見を聞いて、行動する力を持っています。

コーチはしっかり考える指示を出します。

準備をしてこなかったことがゲームでできなくても当たり前。
それを叱っても嘆いても無駄です。
「チャレンジ & エラー」の中から、学ばせること。
次にはもっとうまくいくように、しっかりと身につくように、学ぶ手助けをすることが重要です。
子どもたちの良いプレーを引き出し、子どもたちが必要なことをしっかりと身につけることができるような有効な働きかけが「コーチング」なのです。

「おれが若い頃にはもっと…」「そんなことをやっていては駄目だ!」「もっと厳しく練習しないと」「戦術練習が足りない」「こんな練習は意味がない」などと、歯がゆさを抑えきれないお父さんもいます。

20150630サッカーには非常にいろいろな要素があり、一面的には処理できないことがたくさんあります。
いろいろな考え方があり、いろいろなやり方があります。
そして、サッカーも年々進歩し、大きく変化しています。
コーチは、一生懸命勉強して、良い指導をしようとしています。
指導者養成講習を受けてライセンスをとったり、その後もさらに研修を受けたりして勉強しています。

それを尊重しましょう。
それを信頼しましょう。

お父さん、お母さんの協力で子どもたちのサッカーが成り立っているのはコーチもよく知っております。ピッチに立つまでに色々なご苦労があって、その晴れ舞台の準備がサッカーの練習であり、晴れ舞台が試合であるのはコーチもよく知っております。
ですが、子どもがサッカークラブの時間・・・・みんなと集合して、解散するまでは、子どもと二人きりになるまでは、色々と子どもに言いたいことがあるかもしれませんが、それは止めておきましょう。コーチも一生懸命指導しています。でもお父さんお母さんが途中で声がかかったら、子どもはお父さんお母さんの話を聞いてしまい、コーチのコーチングには耳を傾けてくれません。お父さんお母さんから声をかけてもらった子どもにはいい結果があるかもしれませんが、チームとして準備してきた事は台無しになってしまいます。サッカークラブの時間は子どもたちが自分達で自発的に活動する時間です。子どもたちをそっとしておいてください。それ、コーチがやります。チームのために見守ってください。

コーチはコーチに任せておいて!

でもお父さん、良いものは伝えてください。
ご自分がやってきて、良かった経験をぜひお子さんに伝えてください。
ご自分が良い経験、楽しかった経験、充実し満足した経験をしてきたからこそ、今でもサッカーが大好きなんですよね?
そんな人がたくさんいることが、サッカーの持つ力、サッカーの財産です。
お父さんのように、サッカーが好きで、一生サッカーを楽しみ続けるような子どもに育てましょう。
一緒に楽しみ続けるのは、とてもすてきなことではないですか?

もしできたら、指導者となって一緒にコーチしましょう。

■審判を応援しましょう20150712-2

試合中、「オフサイド~!」「審判ちゃんと反則とれよ」「相手の反則じゃないか~」といった審判に対する罵声が応援席から聞こえてくる場合があります。

一生懸命にそして必死にプレーしている自分の子どもやその仲間が審判に誤審をされてゲームに負けでもしたらかわいそう、見ていられない、といった気持ちが良く伝わってきます。

でも審判は、公平に、子どもたちのすぐ近くでプレーを見守って、ゲームがうまく運ぶようにコントロールしようとしています。
審判は、みなさんよりも近くで、みなさんが応援でサッカーを観ているのとは全然違う見方でゲームを見ているのです。
何としても勝ちたいと思っている2つのチームのゲームが、公平に安全に進行するために。

もちろん、ときには間違った判定がなされるかもしれません。同じサッカーを愛する仲間として、そのミスを次に生かしてもらうようにしましょう。
判定が常に完璧にされるものではないということや、自分たち自身でルールを守ることの大切さ等を子どもたちに分かってもらいたいと考えているからです。

審判は審判に任せ、審判を信頼してください。そして、審判の判定を尊重しましょう。

みなさんも資格を取って、審判をしてみてはどうでしょうか。

■「ベスト・サポーター」を目指して!bestsupporter

保護者の協力の中で、一番重要なのは「子どもたちの成長に一番良いこと」をすることです。
あくまで子どもの活動のサポートであることを忘れずに、大人同士で考え、話し合い、カバーし合っていきましょう。

日本サッカー協会から少年サッカーに対する要望があります。

ドリームスサッカークラブからから少年サッカーに対する要望があります。

それは、「 Players First!(プレイする人を中心に考えよう!) 」です。

子どもたちには勝ってうれしい、負けてくやしいという気持ちを大いに持ち、負けん気をもって、目標をもって、がんばって欲しいと思います。
そして大人は冷静に、コントロールされた気持ちでいるべきです。

ぜひ、子どもたちのために、最高のサポーターを目指しましょう。

(JFA Players First!、めざせ!ベスト・サポーター!より引用加筆 2015/07/22)

JFA PLAYERS FIRST ハンドブック等ございますので、ぜひご一読頂きたいと思います。

Players First!!     ・・・・ 少年サッカーに関わる大人の方への心得が記載されています。必読です!
めざせベストサポーター ・・・・ 保護者の方の、子供への接し方のハンドブックになります。必読です!